最近のTOKYOの激変ぶりはすごいものである。
様々なSightseeing spotsが出現し人の流れも変わった。
そんな中、Fashionの聖地の王道である原宿(ここでは下は骨董通りにのびる南青山まで、表参道を直進し上が原宿を範囲とする)のSTREETの動きが最近ますます面白く感じている。
まず、エリアを分けてみよう。
①骨董通り
今激熱な南青山へのびるこの通りは、ご存じの通り現在のfashion scene を賑わす
Acne Studio ,comme des garcon,MackintoshやMaison Kitsuneなどが並んでいる。
ここの通りは青山通りよりさらに静まり返り街に高貴な雰囲気が漂っている。そんな
雰囲気は町並みだけではなく、ここでのFashionも高級感のあるスタイルで明らかに
デザイナーブランドだとわかるスタイルの人が多い。またcomme des garcon. Issay Miyake,Youji Yamamotoなどのお店があるせいか、このあたりのブランドで身を
装った人々をよく見かける。まさにランウェーからそのままでてきたような、芸術美な
洋服をまとった人が多い。
②表参道Ⅰ(キャットストリート以南)
明治通りにのびる表参道の前半は、GucciやCeline、Fendiなどハイブランドから始
まる。ココでのFashionはガラッと変わる。青山通りに近いせいもあってOL系のキレイ
めスタイルの人が多い。いずれにしても体のどこかにブランドを身にまとい、高級感
がただよっているのは変わらない。キレイめな雑誌から飛び出してきたモテスタイルな
ファッションが多い。
③キャットストリート(ジャイロビルからのびる道)
歩道橋を渡ったラルフ前しかり、キャットストリートの入り口またFashion Snap Spotであ
る。ここのStreetのミックス感は面白い。かつての原宿の代名詞、古着系も
いれば(実際このあたりにはヨーロッパ系ビンテージショップも多い)ゴスロリもいて、
モードっぽい人もいればアメカジや色遊びが上手なアメアパ系の人なども歩いてい
る。とにかくなんでもありなのだ。ジャンルがちがってもお互いを認め合っている。自由
な通りなのである。
④トンちゃん通り
最近私が最も注目している、そして急激に変化している通りである。ビームスの後ろ
にのびるこの通りはファッションを通して自らをクリエーションし表現している動きがあ
る。これぞ原宿Kawaiiというものではないのだろうか。自らイメージするファッションが
あり、そこに存在しない服は作る。コレとコレ合わせていいの?と思うようなものをバラ
ンスよく身に纏い自らを作り上げる力…。ファッションというツールを通して自己表現し
ている人たちは本当に尊敬する。ライバルは昨日の自分で、毎日ファッションがアップ
デートされているよう…。非常にパワーを感じる通りである。
ざっと記述してしまったが、、、
上記のようにこんなに狭く近い地域の中に、これだけの多くのファッションがミックスされ、
けんかすることもなく、お互いを認め合っている。ある意味無関心であり、干渉なしの世界
である。自ら選び、自分を一体のトルソーにみたてクリエーションする。バランス感覚が非常に優れている。電車の中で笑われてしまうような派手派手なファッションだって、ここではなじんでしまうどころかみんなが認めてくれる。何でもありの世界。毎日がファッションウイーク。
パリコレなどのランウェーは確かに美しい。
しかしいろいろなアパレルがそれを受けて、服作りをするわけで結局アパレルの同質化になってしまう。きれいだが個性がない状態になる。
しかし、ここでは違う。
上から降りてきたものではなく、自ら流行を作り出す。それがリアルなストリートファッションである。
自分というフィルターを使って今現在の自分の感情や状態を発信するのである。
それをみんなが認め合い、切磋琢磨して日本のファッションシーンを盛り上げていっているように思える。そんな素敵な場所が大好きだ。
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