装うということにおいて
自分の趣味思考にあった好きなものだけ着ることが出来ればどんなに幸せだが、
この世の中にはTPOを意識したfashionが必ずある。
それは、目的が自分主体か、相手を意識したものかという所で変わってくる。
着るという事は、少なくともノンバーバルコミュニケーションでの相手への敬意を払う行為であり、
自分の中だけでは完結できないものである。
自分のファッション=相手の為のファッショが一致すればいいが、
これはアパレルで働いていていても難しい事だ。(多くの人は着せられてる感がある)
その中で、どうせなら少し視点を変えて、自分の置かれたTPOを楽しんでみたらどうであろうか?
ディズニーランドに行くから、ミッキーの耳を付け、ミッキーのTシャツを着るにしかり、
アイアンマンを見に行くので光るアイアンマンTを身に着け鑑賞する。
これだって立派なTPOなのである。
シチュレーションに合わせてなりきるだけで、気分が上がる。
これを日常に置き換えてみたらどうだろうか、、
「ちっ、こんなスーツに身を包んだわたしなんて…退屈じゃ!欲しくない服なんて買いたくない!」
と悲観的になったり、
「毎日私服考えなくていいからかえって楽」
なんて開き直らずに、
日々のファッションを楽しみたい!
私は女優、、
「今の役はOLなの。普段はこんな服なんてきないけどなんか新鮮ねフフフ、
これからオフィスシーンのロケなの。」
と構えて、
今回のPradaのコレクションの設定のように、
「朝飛び起きて、シャンプーはしたけどドライヤーは使えなかった、
時間がなかったから服は少し乱れ、彼のジャケット借りてきちゃった~♪」
などと勝手にストーリーを作ってみるのである。
だって実際これが私たちのリアルなのだから…。
そのちょっとした裏の設定、事情が垣間見れるだけで
人間味がありすごくかわいいものである。
無理やり意図的に意味を持たせるだけで、
服が着せられているから着こなしているに変わる。
Fashionはライフスタイルであり、
抜けのある生活感の表れもまたFashionなのかもしれない…。
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